
寒い日は背中を丸めて肩もすくみがちです。この姿勢が長時間続くと肩周辺には『コリ』が生じるものです。なので、時々エクササイズをして姿勢を正したいものです。
目次
🔳1. エクササイズの目的 |
🔳2. エクササイズの手順 |
🔳3. エクササイズの効果 |
🔳4. 肩関節の動き方に注意しましょう❗️ |
🔳5. まとめ |
🔳1. エクササイズの目的
肩関節のエクササイズで、肩周囲の筋肉を動かし姿勢を正す。
🔳2. エクササイズの手順
①立った状態で両手のひらを頭上で合わせます。
②頭上で両腕(肘)を伸ばした後、さらに肩甲骨も上方へと引き挙げます。
※I(アイ)ポジション:この姿勢(形)がIの字に似ています。
③この状態で肩甲骨を3回上下に動かします。
※ポイント❗️:肩甲骨を上へ挙げるのはもちろん、下方へもしっかり引き下げます。
④ゆっくりと両腕を下ろします。これを3回繰り返します。
肩こりの程度や体調にお応じて、YポジションやIポジションと連続して行うのもおすすめです。
・Y(ワイ)ポジションはこちら⏩【肩こり解消(Yポジション編)】
・W(ダブリュ)ポジションはこちら⏩【肩こり解消(Wポジション編)】

🔳3. エクササイズの効果
エクササイズによる筋肉の運動は血行促進加により筋肉の柔軟性を高め、周辺組織の老廃物も除去し肩周囲の筋肉の『コリ』も軽減します。また肩関節の動きを滑らかにすることが期待できます。
🔳4. 肩関節の動き方に注意しましょう❗️
●肩肩上腕リズム
肩甲上腕リズムとは、肩関節が外転する際の肩甲上腕関節と肩甲骨の動きの比率です。
比率は2:1で、以下の可動域は相互の関節運動で可能となります。
例えば、肩甲骨の動きが悪いとき、無理に肩関節を外転することはケガのもと、注意しましょう。
したがって、肩関節を動かすエクササイズでは肩甲上腕リズムにも留意して肩関節周囲の筋肉等の組織の柔軟性を高めてから行いましょう。
●肩関節90度外転のとき⏬(比率2:1)
肩甲上腕関節:60度外転
・肩甲胸郭関節:30度外線
(機能的関節)
●肩関節180度外転のとき⏬(比率2:1)
・肩甲上腕関節:120度外転
・肩甲胸郭関節: 60度外線
(機能的関節)
●肩関節の動きには⏬も加わるので、これらの関節の
動きに関わる筋肉など組織状態の把握が大切です。
・胸鎖関節30度
・肩鎖骨関節30度

⏫肩関節90度外転時の比率(2:1)

⏫肩関節の運動に関わる筋肉
🔳5. まとめ
🔳1. 肩甲骨をほぐすエクササイズは縮んだ筋肉を伸ばし姿勢を正すのに役立つ。 |
🔳2. Yポジションは、胸を広げ肩甲骨の間を狭めて肩周囲の筋肉を効率よく動かす。 |
🔳3. 肩甲上腕リズムに留意してエクササイズを行う。 |
🔳4.運動での血行促進により筋肉の柔軟性を高め、周辺組織の老廃物を除去を促し肩周囲の「コリ」も軽減します。また、肩関節の動きを滑らかにすることが期待できる。 |
最後までお読みただき、誠にありがとうございました。
院長ミヤサン
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